仮想化技術

2015年06月27日

最新のOSで古いアプリケーションを使うには?

Windows XPのサポートが終了してだいぶ経ちますが、PC救急隊にPC故障のお問い合わせ頂くユーザーの中にはWindows XP環境を使用している方が一定数見受けられます。

業務等で使用するアプリケーションがWindows XPまででしか動作しないことが主な理由ですが、セキュリティの観点やPC本体部品の経年から見ても修理して使うことは正直おすすめできません。

たとえば「Windows用」として開発されているアプリケーションであれば最新のOSで動作するケースもあります。
ただ、DOS窓で動作していたアプリケーションは起動すらできません。
これは、Microsoft社がWindows Vista以降で16bitアプリケーション(所謂DOS版アプリケーション)のサポートを打ち切ったためで、起動しようとすると次のようなダイアログが表示されてしまいます。

WS000000






さて、使っていたPCが故障してしまった場合に
・そのPCを修理してネットワークから切り離して使う
・最新のOSで利用可能な後継バージョンを使う

のいずれかが有力な選択肢になると思います。
が、後継バージョンが開発されていない、開発元自体が存在しないといった場合にはどうしたらいいでしょう?
その場合には、第三の選択肢として「最新OS上の仮想環境で利用する」ということが可能な場合があります。

そもそも「仮想環境」って何?と疑問を持たれる方も多いかもしれません。
仮想環境とは・・・コンピュータ上にソフトウェアによって仮想的に構築されたコンピュータ(仮想マシン)が備える仕様や機能の総体のこと。(IT用語辞典 e-Wordsより)

簡単に説明すると「OS上でWordやExcelのようなアプリケーションと同じような感覚で別のOSを動作させる技術のこと」と思って下さい。

Windows 7ではXPモード、Windows 8ではHyper-Vと呼ばれる標準機能があり、それ以外にもWindows ではVMWare、VirtualPC、VirtualBOX、MacではVMWare Fusion、Parallels Desktop といった様々な製品がリリースされており、仮想環境を構築することで、次のスクリーンショットのようにWindows 7環境下で複数のOSを実行することが可能です。
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このようなアプリケーションを使うことで、一部制限はありますが新しいPCを使いながらも過去の遺産を有効に活用することができます。

また、主となるOS上ではインターネットに接続しつつ仮想環境上のOSはネットワークから遮断することもできますのでセキュリティ的にも安心ではないでしょうか?

今回試験的にではありますがPC救急隊にてお問い合わせの多いアプリケーションの一つであるJW CAD(DOS版)が稼働できる環境を構築しました。
WS000002











Windows 7上でVMWare Playerを実行し、Windows 98をインストール、Windows 98上でJW CADが動作しています。
ただし、仮想環境といえど稼働させるOSがどんなに古くてもOSそのもののライセンスは必要となります。
※今回の環境を作るにあたって筆者の手元に残っていたWindows 98のライセンスを使用しました。

次回、無料で仮想環境を構築して、同アプリケーションを稼働させる方法を模索しご紹介させて頂きたいと思います。

XPパソコンについて、仮想化についてのご相談は、ジャパンエイド PC救急隊へ 



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